今回はSONY WF-1000XM4を超徹底レビューします!
筆者は普段からiPhoneと有線イヤホンで高音質なハイレゾ音源を聴きまくる「ワイヤード信者」なのですが、そんな筆者が唸る程の超高音質完全ワイヤレスイヤホンです!
LDAC 対応デバイスで聴くと本当に驚くと思いますよ!
VGP2021 SUMMER 金賞受賞製品です。
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SONY WF-1000XM4 超徹底レビュー|ハイレゾマニア納得の超高音質!
外観
筆者は人気の高いブラックを選びました!(ミーハー)
表面はサラサラした手触りをしており、艶消しブラックのマットな質感が半端ない高級感を漂わせています。
ケースはとてもコンパクトです。
そのデザインは優しいカーブで成形された絶妙なシルエットで造形されており、セクシーでとてもお洒落です。
金色に輝く”SONY ”のロゴと中央部のインジケーターランプが良いアクセントになっています。
この造形美には溜め息さえついてしまいます。
そしてケースの蓋を開けても様になる、とても優れたデザインです。
ケースの幅はちょうどiPhone X の幅と同じくらいです。
これくらい小さくてコンパクトで軽量だと、気づかずに誤って無くしてしまわないかと心配になる程です。
イヤホンを取り出してみると、その小ささに2度驚かされます。
イヤホンのサイズ感を比較するのに、100円硬貨を並べて比べてみました。
本当に小さいです。
音質
文句無しに筆者がこれまで聴いた完全ワイヤレスイヤホンの中で、一番良いサウンドを聴かせてくれます!
特に「SONY WALKMAN 」と「LDAC」で接続し「DSEE Extreme 」をオンにして聴いたサウンドは、「ワイヤレスとは思えない程の高音質」に驚かされ、「SONY IER-Z1R 」と交互に聴き比べても違いがなかなか分からなかった程です。
マイルドでありながら煌びやかに突き抜ける高音域と量感は十分ありながらタイトで引き締まった低音域のアタック音に痺れて小躍りしそうになりました!(イェイ!✨️)
「そんなこと言ってiPhoneで聴くんでしょ?」
と思った方、正解です。
ハイレゾ音源を余すことなく味わうためにAndroid に乗り換えようと真剣に考えたこともあったのですが、何故かAmazon Music HD の動きがモッサリしてイラッとしたので、お金を貯めてWALKMAN を買おうと思います。
イヤーピースがウレタン素材なので、耳に装着する前にイヤピを「キュッ」と潰してから耳ズボ装着して下さい。
良好なフィッティングが得られて、素晴らしいサウンド体験が可能になります。
イヤホン本体重量が片側約7.3g ととても軽いので、長時間装着していても耳に負担が掛かることがありません。
一般的に「音質が良い」とされていたダイナミック型の完全ワイヤレスイヤホンは、ドライバ径が10mm以上で形状は1000XM3 の様に耳に沿って横に伸びていたり、ゼンハイザーの様に真横に突き出しているものが多く、大型のものが多いのが特徴でした。
SONY WF-1000XM4はその常識を完全に覆しています。
SONY WF-1000XM4 のドライバーユニットは6mm なのですが、このサイズの筐体にこのドライバーユニットであれば、十分満足のいくパフォーマンスが得られるサイズです。
実際、量感はしっかり有りながらキュッっとタイトに引き締まった芯のある低音域から煌びやかな高音域のサウンドまで、限りなくハイレゾに近いサウンドを聴かせてくれます。
SONY WF-1000XM4 は「LDAC」 が使えない「iPhone」でも高音質で聴けるのか?
一番の問題は「LDAC」が使えない「iPhone」で「SONY WF-1000XM4」をただのBluetooth で接続して「高音質で聴けるのか?」ということです。
改めて言いますが、筆者はワイヤード(有線)派のハイレゾジャンキーです。
DACにワイヤードイヤホンがあれば、iPhoneなどのApple デバイスでもハイレゾを100%堪能できるからです。
ですので、ワイヤレスイヤホンのサイズが「小さい」とか「ケースが自立する」とか「USB-C Type-C充電ができる」とか「Qi充電対応」の様な「些事」はどーでも良いのです!
筆者の関心は「iPhoneでもハイレゾ級の高音質なサウンドが聴ける」という一点にのみ集中しており、それが一番大事なので、それ以外の些事はどーでも良いのです!
マーケティングにおける集中と選択ですね。(違う)
結論を言います。
ほぼハイレゾです。
「やっばぃ!何このめっちゃくちゃに良いサウンドはー!サウンドはー!ドはー!(エコー3回)」
と空に叫びそうになりました。
「DSEE Extreme 凄い!!!」です。
効果てきめんです!
アヒュー!です!↓(きょうもハレバレ)
ノイズキャンセリング完全ワイヤレスイヤホンのオリンピックをしたならば、「SONY WF-1000XM4 金メダル獲得ー!おめでとー!」です!
事実、SONY WF-1000XM4 は、VGP2021 SUMMER において金賞を受賞しています。
iPhoneにUSB-DAC (Lotoo PAW S1)を接続してワイヤードのSONY IER-Z1R を繋いで聴いたサウンドが100点満点だとすると、SONY WF-1000XM4 の音質は90点です!
このマイナス10点の理由ですが、高音域における伸びやかさでマイナス2.5点、低音域における厚みでマイナス2.5点、サウンドの明瞭さと明るさでマイナス2.5点、最後にステージの広さでマイナス2.5点です。
但しあくまでこれはiPhoneで聴いた場合です。
SONY WALKMAN でSONY WF-1000XM4 とLDAC で接続してDSEE Extreme をオンにしたサウンドは、もはや意識しないとSONY IER-Z1R で聴くサウンドと殆ど区別が付かない程です。
LDAC(エルダック) とは
今までよりも最大約3倍の情報量で伝送でき、ハイレゾ相当の高音質で聴けるBluetooth を利用した通信技術のこと。
最大伝送レートは990kbps で、ハイレゾ相当の高音質再生が可能。
iPhone はLDAC に対応していない。
ちなみに同じノイズキャンセリングイヤホンでよく引き合いに出される「AirPods Pro 」ですが、「SONY WF-1000XM4」と「ノイズキャンセリング強度」や「音質」などを比較する記事をよく目にしますが、なんだかApple に忖度している様な記事ばかりです。
「マジで聴き比べしてる?」と思わずにはいられない記事や動画を散見しますが、ハイレゾマニアの筆者にとっては比較の対象とはなりえません。
それほどの明らかな音質の違いがあります。
iPhoneで聴くならDSEE Extreme をオンにして聴けー!
DSEE Extremeとは?
「DSEE Extreme」は、圧縮音源をAI(人工知能)技術でアップスケールする技術のこと。
サンプリング周波数とビットレートを本来の数値より高めることで、MP3などの高圧縮音源でもクリアな躍動感あるサウンドが楽しめる。
さらに、周波数特性の補完にAI(人工知能)技術を用いることで、音源本来の高音域を高い精度で再現することができます。
iPhone でも利用可能な技術です。
DSEE Extreme 万歳
「俺の歌を聴けー!」の人が言っていた様に、「iPhoneで聴くならDSEE Extreme をオンにして聴けー!」と叫びたいです!
それくらい違います。
例えるなら、DSEE Extreme がオフの時はオフロードをガタゴト走っているときのようですが、オンにすると氷の上をスピード感マシマシでなめらかに滑っているかのようです。
それくらい違います。
これ↓を聴いてみると、ピアノの鍵盤を叩いて発せられるピアニッシモサウンドに、心も体もゾクゾクさせられます!(Tell Your World )
この楽曲、Amazon Music HD のハイレゾ「Ultra HD 」ではなくて「HD 音質」ですよ?
HD音質でも聴く者のハートを穿ち・ヒビカセてくれるので、SONY WF-1000XM4 が奏でるサウンドは本当に尊いです!(ヒビカセ)
但し「DSEE Extreme 」をオンにして聴くに為には、SONY WF-1000XM4 のチュートリアルを完了させる必要があるので注意して下さい。
スマホアプリが超絶使いやすい!
SONY WF-1000XM4 を手に入れたら、何はなくとも”SONY Music Center ”アプリと”SONY Headphones Connect ”アプリの2つをインストールしましょう。
M1 チップを搭載したiPad Pro 2021 にも対応しています。
但し横画面に対応しているのは”Music Center "のみです。
SONY のアプリが優れているところですが、代表的なメリットとして以下の事が挙げられます。
アプリの優れポイント!
- イヤーピースから音漏れがしていないかテストを実行して最適なサイズを教えてくれる
- アダプティックサウンドコントロールでデバイス間の接続の切り替えが瞬時に行える(アプリ起動時)
- アダプティックサウンドコントロールでイヤホンを耳から外すと再生が停止、再び装着すると再生するのが便利
- イコライザーがかなり優秀(独立したClear Bass コントロール)
このアダプティックサウンドコントロールがとても優秀で、一度接続したデバイスを記憶しており「iPhoneからiPadにスイッチ」する時に、瞬時にデバイスの切り替えができるとても優れたアプリです。
またアダプティックサウンドコントロールをオンにした状態でケースからイヤホンを取り出し耳に装着すると、「ブルートゥース接続しました。バッテリー約100%。」と美しい女性の声で左右のイヤホンからアナウンスしてくれます。
癒やされます。
また「バッテリーが少なくなりました。充電して下さい。」ともアナウンスしてくれます。
うーん、サイバーです。
そして音楽を再生中に片側だけでもイヤホンを耳から外すと、自動的に音楽の再生が停止してくれます。
その状態から耳に装着すると音楽が止まったところから再生してくれます。
賢いです。
ノイズキャンセリングについて
ノイズキャンセリングをオンにして音楽を聴いていると、近づく人の声や気配に気づかず「ごはん!」と肩を叩かれて超絶びっくりするくらい優秀です。
ZOOM でチャットをしていても違和感はありませんし、外音取り込みモードも優秀で欠点が見つかりません。
まとめ
今回のまとめです。
「ノイスキャンセリング完全ワイヤレスイヤホンは何がいいかなー?」と探している人に向けて、ハイレゾジャンキーの筆者のハートを穿ちヒビカセた”SONY WF-1000XM4 ”を超絶おすすめします!
SONY WF-1000XM4 しか勝たん!です。
てか、これを選んでおけば間違いないです!
それくらいワイヤレスとは思えない様な凄いサウンドを聴くことが出来ます!
またSONY が国内メーカーである事も大きなメリットになります。
SONY を選ぶ理由!
- サポートが手厚い
- メーカー保証が手厚い
- スマホアプリが分かりやすい
- ファームウェアアップデートが頻繁に行われる
筆者はメニューが英語でも全然問題ない(嘘)のですが、やはり日本人の感覚に寄せた親切なアプリは良いものです。
海外のアプリの様な雑さは一切無く、必要にして十分な機能を誇ります。
ここでお得情報です。
Amazon や電気屋さんで購入するのも良いですが、WF-1000XM4 を一番お得に購入したいのであれば、「ソニーストア」実店舗またはオンラインストアで購入するのが一番お得です!
※ リンクはWF-1000XM3ですが、そこからM4 へ行って下さい
筆者はソニーストアで5年の長期保障サービスと紛失安心サービスを付けて購入しましたが、結局、販売価格とほぼ同じ価格で購入する事が出来ました。
これは筆者のように、購入したばかりのイヤホンを落として踏まれて壊されて泣き寝入りした人にしか分からない有り難さです。
My Sony に登録するだけで10%以上割引して貰えるので、ガチでお得です!
スマホアプリのイコライザーですが、調整する周波数帯域がポイントを押さえているので、結構良いと思います。
もちろんプリセットも収録されています。
イコライザーを調整するポイントは、好みのプリセットを適用してから調整したい帯域のバーを先にマイナス側にグッと下げて、徐々にプラス側に上げていくことです。
その方が音の変化が分かりやすいので、より調整し易いと思います。
イコライザー設定画面の下側にあるClear BASS を上げ下げするだけでも、結構サウンドが様変わりしますよ。
総評として、「耳に長時間装着しても負担が掛からないサイズ感」「他のワイヤレスイヤホンと比較して突出した高音質ハイレゾ級サウンド」「前モデルに比べて格段に性能がアップしたノイズキャンセリング」「超優秀で使い勝手の良いスマホアプリ」
これら機能に於いて、死角の無い優れた製品に仕上がっていると断言できます。
iPhoneでは100%のパフォーマンスを発揮できないながらも、その他のワイヤレスイヤホンの追随を許さない、ハイレゾ音源の再生がワイヤレスで可能な唯一のノイズキャンセリング完全ワイヤレスイヤホンです。
ワイヤードイヤホン派でハイレゾジャンキーの筆者が太鼓判を押します!
今回はここまで。
ではまた。