通勤やカフェなどでカジュアルに音楽を楽しみたいiPhoneユーザーにとって、ワイヤレス(Bluetooth)イヤホンは今やマストアイテムかと思います。
しかし、SBCやAACコーデックで接続することしかできない制約のあるiPhoneでは、ワイヤレスであまりいい音を楽しめなさそうなので、どれを選べば良いのか分からないと思っている人も少なくないと思います。
この記事では、「VGP2020」を受賞したワイヤレスイヤホンのおすすめ7選を、実際に試聴して徹底比較レビューします!
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iPhoneでも高音質で聴けるおすすめワイヤレスイヤホン7選!|VGP2020金賞受賞
ワイヤレスイヤホンを選ぶ際に気をつけるポイントについてお話しします。
欲しい候補のイヤホンは、必ず自分の耳に付けて試聴しましょう。
自分の耳に合わないで使い続けていると、落として踏まれて壊します(本当の話)。
売れ筋だとか人気があるとかというだけでワイヤレスイヤホンを選ぶと、いざ聴く時になって「耳に合わない」「落としそう」「低音がスカスカする」「外の音がノイキャンをオンにしても聞こえる」という悲劇に見舞われます。
また、コーデックに頼らずiPhoneで良い音を聴くためには、ワイヤレスイヤホン自体の基本性能もポイントになってきます。
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そこで各機種の仕様と製品毎の独自機能を比較した資料を最後に作っていますので、それを見ながら会社・学校帰りでも気になるワイヤレスイヤホンを実際に自分の耳に付けて聴いてみて、フィーリングを確かめてみてください。
試聴するときは、気になるワイヤレスイヤホンのイヤーピースサイズを色々試して、一番自分にフィットするもので試聴しましょう。
そして、楽曲フルコーラス1〜2曲は店内を歩きながら自分のよく聞く楽曲を聴いてみて、自分の好きな音質か?ノイズキャンセリングの性能は?耳へのフィット感は良好か?などを確認しましょう。
できればスマホに専用アプリをインストールして、イコライザーなどの操作性を確認できればベストです。
いくら高級で多機能で再生時間の長いワイヤレスイヤホンでも、自分の耳に合わなければ、お金を払う価値が無いですからね。
ワイヤレスイヤホンを選ぶ際のポイントをまとめます。
イヤホンを選ぶ際のポイント
- 実際に自分の耳につけて聴いてみる
- イヤーピースを替えて一番自分の耳にフィットするもので試聴する
- 最低でもフルコーラス1曲分は店内を歩きながら聴く
- ワイヤレスイヤホンのアプリの操作性を試してみる
- タップジェスチャーなどを試してみる
- これまでのことを試して「耳に合わない」「落としそう」「低音がスカスカする」「外の音がノイキャンをオンにしても聞こえる」というものは諦める
iPhoneとペアリングするので、これくらいのことは大抵どこのお店でもやらせてくれると思います。
そして試聴するならマジで平日がいいです。
iPhoneでも高音質で聴けるおすすめワイヤレスイヤホン7選!|VGP2020金賞受賞!
それでは、iPhoneでも高音質で聴けるおすすめワイヤレス(Bluetooth)イヤホン7選を紹介します。
試聴した楽曲はこちらです。
Sennheiser MOMENTUM True Wireless2
VGP2020金賞受賞ワイヤレスイヤホンです。
装着感
装着感は軽くてとても良いです。
Sennheiser MOMENTUM True Wireless2 は、見た目は風船みたいな形で不安定そうなのに、耳に入れると「ピタッ」と安定するのには驚きました。
片側6g と軽くて以外に小さかったので、耳に変な負担が掛からず、シェルが耳に当たって痛いとかもありませんでした。
装着感と音が驚くほど良かったので、友人の女性店員も上長に許可をもらって発売日に購入したとのことでした。
音質
ドライバーに IE 800 と同等性能を誇る、新開発の”SYS7ドライバ” を搭載しており、ワイヤレスとは思えないほど空間表現力がもの凄い上手です。
ワイヤレスイヤホンで鳴らしていると思えないパワフルで深みのある低音、ディテールがはっきりした中音域、残響・反響が良い感じに残って伸びやかに消えていく高音域には驚かされました。
ワイヤード派の管理人が欲しいと思わせたワイヤレスイヤホンの一つです。
これは誰が聴いても「美しい音色と残響、そして音の拡がりが凄い」と言うでしょう。
音の残響・余韻のあるリアルな空間で楽器の演奏を聴いているという感じがして、音の響きが凄いのです。
ワイヤードイヤホン派の管理人でも納得する程の音質です(実際驚いた)。
ノイズキャンセリング
ノイズキャンセル効果はとても自然で十分な働きをしてくれます。
Sennheiser MOMENTUM True Wireless 2は、遮音性の高い構造がもたらすパッシブアイソレーションと、アクティブノイズキャンセレーションを融合させることで、静寂と高音質を両立させています。
「ゼンハイザーの自然なノイズキャンセリング技術は、喧騒の中でもボリュームを大きく上げなくても音楽に没頭できて、長時間聴いても疲れにくくさせる」というメーカーのキャッチコピーは本物ですね。
誇大表現ではなかったです。
あの電気屋さんの店内放送(テーマソング)がノイキャンで消えて、聴きたい音に没頭できるほどです。
操作系
タッチコントロールをカスタマイズできるところが良いですね。
またiPhoneアプリのUI も美しく、直感的な操作ができます。
感想
ケースからして高級感が漂っています。
ケースの蓋を開けると、ジュエリーのようなイヤホン本体が顔を見せます。
そのイヤホン本体も機能美に溢れ、美しいだけではなく、しっとりとした艶やかな拡がりのある音を鳴らしてくれます。
これは新開発された IE800 相当の音質を叩き出す”SYS7ドライバ” がスピード感のある情報量の多い音を聴かせてくれるからだと思います。
また、チューニングが見事で、全帯域にわたって音の繋がりがとてもなめらかで、ボリュームを絞っても低音域が消えるようなことはありませんでした。
SONY WF-1000XM3
BCN AWARD2020, VGP2020金賞・大賞 を総ナメにしたワイヤレスイヤホンです。
装着感
見た目に反して装着感はとても良いです。
今回試聴したワイヤレスイヤホンの中で1,2位を争うほどでした。
Sennheiser MOMENTUM True Wireless2 の 6 g に対して、SONY WF-1000XM3 は 8.5 g の重さとサイズの違いはありますが、耳に取り付けてからの安定感が安心できるのです。
WF-1000XM3 の3点支持が効いているのだと思います。
音質
このイヤホンの音質には驚きました。
一緒に持って来ていた、SONY IER-Z1R と Lotoo PAW S1 を出して、WF-1000XM3と交互に聴きくらべをしたほどです。
何が凄いのかというと、イヤホンに搭載されているDSEE HX が、iPhone の圧縮音源をハイレゾ相当にアップサンプリングしてくれるのです。
確かDSEEのリリース当初は、ソニーデバイス同士(Xperiaとワイヤレスイヤホン/ヘッドホン)でないと使えないと記憶しているのですが、
iPhoneとDSEE HX で試聴してみると、一聴してすぐに誰でも分かるほどに音質が良くなっている
のです。
低音質な圧縮音源がLDAC を介さずに、Bluetooth で繋がったイヤホンでアップサンプリングされて「ハイレゾ相当の音質」になるとは、凄いとしか言いようがないです。
今さら感が強いのですが、これには驚きました。
Amazon Music HD のマイケル・ジャクソンのアルバム”THIS IS IT”の中に入っている”Black or White” を試聴したのですが、空間表現が凄く上手く、頭の上から音から左右から奥から音が聞こえてきました。
さすがに、SONY IER-Z1R には適いませんが、音質だけで言うと、Sennheiser MOMENTUM True Wireless2 と比べて良い勝負です。
これは楽曲にもよると思いますが、Sennheiser MOMENTUM True Wireless2は空間表現に優れ、SONY WF-1000XM3は音の粒子が細くて粒立ちが良く、高音域に伸びと艶があるというのが聴いてみての感想です。
この2機種は、他に比べて総合的に頭一つ抜きん出てると感じました。
ノイズキャンセリング
ノイズキャンセル効果は色々な意味で強力です。
人の動きに合わせてノイズキャンセルの強度が変化するのには驚きました。
動く,止まる、うるさいところへ行く、静かなところへ行くという行動に合わせて、外音取り込み具合が変化するのです。
ノイズキャンセルのお陰で音質が落ちることもないですし、電話が掛かってきてもマイク感度がとても良いのでうるさい中でも小声で通話できます。
WF-1000XM3をつけて、今さらスタバでドヤ顔しながらMac を開いても、他人の誹謗中傷が聞こえないくらいのノイキャン性能をたたき出してくれるので実用性十分です(リスニングルームで実際にやってみた)。
音楽は作業効率を上げるエッセンスです(持論)。
操作系
クイックアテンションモードが良いですね。
急に声を掛けられても、スマートにクイックアテンションモードに切りかわるので、焦って耳から落とすリスクが減ります。
iPhoneアプリのUI が一番美しいのもWF-1000XM3でした。
感想
せっかくこんなに音が良いのに、防塵・防滴性能が無いのは残念です。
せめて日常生活防水程度は防水対策して欲しかったです。
けど、Sennheiser MOMENTUM True Wireless2 と同じく、サブ機に欲しいと思いました。
Bose QuietComfort Earbuds
短時間でしたが展示品を試聴する機会を頂いたので、その感想です。
少し辛口の感想になっています。
装着感
これは判断が難しいです。
基本的には、耳に引っ掛けるインナーイヤー型のワイヤレスイヤホンです。
ですので、装着感も軽く良いフィット感が得られると思っていましたが、少し期待したのとは違いました。
ハウジングがSONY WF-1000XM3 と殆ど変わらないサイズのワイヤレスイヤホンを、シリコン製のStayHear™ Maxチップ(3サイズ)とイヤピースで耳に引っ掛けるわけですから、カナル型のように耳ズボして「このサイズだ」という正解が分からないのです。
だから「これでいいのか?」と疑問を持ちながら耳に装着して少し首を振ると耳から浮いてきました。
音質
Apple Music とAmazon Music HDで試聴してみました。
試聴した楽曲はこれ。
音質は中低音寄りの鳴り方をするような気がしました。
特に低音域はウォームで厚みのある感じの鳴り方なので、Bose 独特の低音域がドスドスするアタック感のある感じを期待すると裏切られると思います。
高音域に関しては、「綺麗にならすけど煌びやかさがない」といった印象を受けました。
「陽だまりロードナイト」では、ピアノの音階の高い所の速弾きがキラキラするのが印象的な楽曲なのに、そのピアノの音に煌めきが余り感じられないのです。
また、「WILL」でも高音域の艶、伸び、煌めきが感じられないのです。
また、空間表現力が甘く、SONY WF-1000XM3 や Sennheiser MOMENTUM True Wireless2 の方が音に拡がりと定位感があり、音像に輪郭がくっきりと感じ取れると思いました。
ノイズキャンセリング
ノイズキャンセルは10段階から選ぶことができます。
ノイズキャンセリングレベルを10にすると、音楽を聴いていなければ何も聞こえなくなります。
これはちょっと凄いと思いましたね。
超高級耳栓です。
操作系
出来る事は殆どありません。
イコライザーもありません。
シンプルと言うより、機能を省略しすぎです。
ギルティです。
その他
ハイレゾ音源を普段からワイヤードやスピーカーで聴いている人には、はっきり言ってSennheiser MOMENTUM True Wireless2 やSONY WF-1000XM3 の方が合っていると思いました。
完全に好みの話になってしまいますが、SONY か ゼンハイザーの方がいい音で聴けるというのが正直な感想です。
Bose のこれまでのどのイヤホンとも特色が違う(重低音サウンドではない)このワイヤレスイヤホンは、例えるなら鮭のない鮭茶漬けという感じがしました。
総評として既に購入した人には怒られるかもしれませんが、音は普通でノイズキャンセリングは強め、そしてアプリの完成度が低すぎますね。
しかし、Bose 好きには好ましい音かもしれません。
Technics EAH-AZ70W
VGP2020金賞受賞イヤホンです。
装着感
見た目が高級感満載だったので興味本位で装着・試聴してみました。
SENNHEISER MOMENTUM True Wireless2 より重く、SONY WF-1000XM3 より軽い 7 g です。
少し大きめサイズなのですが、意外にも耳に付けると、フィット感が高いと感じました。
普段からSONY IER-Z1R を使っているので管理人的にはそこまで気にはなりませんでしたが、女性が購入する際には前もってフィッティングを試すことをおすすめします。
音質
これは良い音がしますね!
音質はフラットな音質でピュアオーディオ寄りな鳴り方をします。
それでPoor な音がするわけでなく、結構ダイナミックな鳴り方をします。
ボリュームを抑えて聴くと低音域の圧に不足感を感じましたが、ボリュームをリスニングスタイルに上げると、ブーンと響くウッドベースの音やサックスやクラリネットといった金管楽器の残響音がとても印象的でした。
(試聴には店のハイレゾJAZZ音源を聴きました)
空間表現も素晴らしいものがあります。
間違いなく、高級機の音の鳴り方であり、さすがはTechnicsと唸らされました。
ノイズキャンセリング
ノイズキャンセル効果は想像以上に高いです。
オーバー気味に言えば、「静寂」がやってきます。
「電車やバスに乗り降りするのに危なくね?」と思うほどです。
ノイズキャンセルオンの状態でよく聴くとホワイトノイズが聞こえたような気がしたので、もう一度試聴してみたいです。
最高峰クラスのノイキャンという印象です。
操作系
アプリの今後のアップデートに期待したいですね。
バスエンハンサーを変化させても、そこまでサウンドのテイストが変わることがなく、必要性が薄いと感じました。
UIではSONY WF-1000XM3 の方が断然上です。
その他
Technicsらしいピュアサウンドをワイヤレスで楽しめるイヤホンです。
ワイヤレスイヤホンのドライバーが6mm が多いのに対して、このTechnics 10 mm ドライバは全帯域においても空間表現力においても全く不足を感じさせません。
ワイヤレスでありながら、ワイヤードのIEM よりな鳴り方をするので、リスニング寄りなサウンドを求める場合は、イコライザーで調整すれば化けるイヤホンだと思います。
JVC XX HA-XC90T
装着感
でかいです。
12 mm ドライバは伊達ではないです。
音質
ドドドド、ズシンズシンと響きます。
ワイヤレスとは思えない超重低音サウンドです。
驚きました、もの凄いです。
ヴァン・ヘイレンのJump, Panama, Dreams の3曲を立て続けに試聴したのですが、重低音が凄い凄い!
ここまで割り切った重低音サウンドを聴かせてくれるワイヤレスイヤホンは他にありません。
これは気持ちいいですね!
ヘッドホンで超重低音サウンドが聴ける”Skullcandy”というのがあるのですが、それっぽいです。
わかるかな?
ノイズキャンセリング
そんな機能はありません。
ズンズンドンドンする、製品のコンセプト的に必要ないです。
操作系
すみません。
試してないのでノーコメントです。
その他
普段ピュアサウンドしか聴かない管理人は、カルチャーショックを受けました。
重低音マニアならこれ一択でしょう。
- エディ・ヴァン・ヘイレン さんに謹んでご冥福を申し上げます。
Jabra Elite 85t
感想
これもかなり良いサウンドを聴かせてくれます。
セミオープン型なので、密閉型よりも抜けが良くて見通しが良く、広いステージで明るいポップなサウンドが楽しめます。
またマイクに関してもアップグレードされており、ノイズキャンセリング機能、通話音質、音質向上に貢献していると思います。
ノイズキャンセリング機能には独自の「Jabra Advanced ANC」を搭載しており、「MOREノイズキャンセリング(効果的なノイズキャンセリング)」、「MORE Adjustability(ANC/ヒアスルーが自由に調整可能)」、「MORE Natural Surroundings (セミオープンデザインでヒアスルーがより自然)」、「MORE Comfort(より快適)」を選択することが出来る様です。
内蔵マイクのうち左右それぞれ2つを、ANC向けに特化して使用しており、またANC専用のチップセットを搭載する点も特徴で、これにより強力なノイズ除去性能を獲得するとともに、5段階でノイズキャンセリングとヒアスルーの効果を調整できます。
また、12mmカスタムドライバーを搭載しており、音の表現力にも納得できる意欲的なモデルに仕上がっています。
スマートフォンアプリは、とても優秀です。
AVIOT TE-BD21j
感想
AVIOT はミュージシャンとのコラボモデルを多く発売している日本で一番勢いのあるメーカーです。
TE-BD21f-pnk は「凛として時雨」のピエール中野氏が音質チューニングに関わったモデルで、VGP2020を受賞しています。
その前作もハイブリッド・トリプルドライバ(D×1, BA×2)でしたが、この AVIOT TE-BD21j もハイブリッド・トリプルドライバモデルになります。
管理人的には、ドライバ径が8 mm×BAで、インピーダンスが32Ω というのが気になる所です。
それをドライブさせるだけのパワーが必要だと考えると、イヤホン内部に駆動力を上げるチップかアンプのようなものが内蔵されているのかなと推測しています。
まとめ 最もおすすめできるワイヤレスイヤホンはこれだ!
筆者目線で、iPhoneでも高音質で聴けるおすすめワイヤレスイヤホンを選びました。
Sennheiser MOMENTUM True Wireless2
Technics EAH-AZ70W
SONY WF-1000XM3
という結果になりました。
1位の「Sennheiser MOMENTUM True Wireless2」は空間表現力(音場というより雰囲気)が素晴らしく、「聴いていて音楽に浸れる」と万人が感じられる程の完成度の高さです。
2位の「Technics EAH-AZ70W」は、「SENNHEISER MOMENTUM True Wireless2」に肉薄する空間表現力と「SONY WF-1000XM3」を凌駕する伸びやかな高音域が印象に残りました。
3位の「SONY WF-1000XM3」は、音質・ノイズキャンセリング・接続性・アプリの使いやすさなど全てにおいて完成度が高く優劣を決めるのが難しかったのですが、iPhoneの圧縮音源をハイレゾ相当にアップスケーリングしてくれる「DSEE HX」機能の素晴らしさが際立ちました。
「SONY WF-1000XM3」を3位にした理由は、「SONY WF-1000XM3」のドライバ径が6mm に対し、「Technics EAH-AZ70W」の10mm ドライバは、繊細な音の響きや表現が「Technics EAH-AZ70W」の方が上手いと感じたからです。
また、「SONY WF-1000XM3」は、せめて日常防水程度でもあれば良かったですね。
これら3機種は間違いなくどれを選んでも買って後悔しない完全ワイヤレスイヤホンだと思います。
ワイヤレスイヤホン選びには、装着感、音場、音質などの基本的性能・相性の他に、スマートフォンアプリの完成度がかなり重要な部分を占めてきます。
ですので、あとは見た目、アプリの使い勝手、価格を天秤に掛けて、先程おすすめした3種類の内どれにするか決めて良いと思います。
最後に今回紹介したイヤホンの仕様をまとめた表を作りましたので、役立てて貰えれば嬉しいです。
今回はここまで。
ではまた。
ワイヤレスイヤホン仕様比較表
品名 | SENNHEISER MOMENTUM True Wireless2 | SONY WF-1000XM3 | Technics EAH-AZ70W | JVC XX HA-XC90T | Bose QuietComfort Earbuds |
基本仕様 | 2020/10/15発売 | ||||
|
充電ケース:USB Type-C | 充電ケース:USB Type-C | 充電ケース:USB Type-C | 充電ケース:USB Type-C | 充電ケース:USB Type-C |
装着方式 | 左右分離型完全ワイヤレス | 左右分離型完全ワイヤレス | 左右分離型完全ワイヤレス | 左右分離型完全ワイヤレス | 左右分離型完全ワイヤレス |
タイプ | カナル型 | カナル型 | カナル型 | カナル型 | インナーイヤー型 |
構造 | 密閉型(クローズド) | 密閉型(クローズド) | 密閉型(クローズド) | 密閉型(クローズド) | 密閉型(クローズド) |
|
ダイナミック型 | ダイナミック型 | ダイナミック型 | ダイナミック型 | ダイナミック型 |
ドライバサイズ | 7mm | 6mm ドーム型(CCAWボイスコイル採用) | 10 mm | 12 mm | |
音圧感度 | 107db | ||||
インピーダンス | |||||
|
5 - 21,000 Hz | - | 20Hz~20kHz | 20Hz~20kHz | |
Bluetooth | |||||
バージョン | Ver.5.1/Class1 | Ver.5.0/Class1 | Ver.5.0/Class1 | Ver.5.0/Class1 | Ver.5.1 |
連続再生時間 | 最大7時間 | 最大6時間(NC ON時) 最大8時間(NC OFF時) |
約6.5時間 (NC ON時:AAC) 約7.5時間 (NC OFF時:AAC) |
約15時間 | 最大6時間 |
マルチペアリング対応 | ● | ● | |||
対応コーデック | SBC AAC aptX |
SBC AAC |
SBC AAC |
SBC AAC Qualcomm® aptX™ audio |
SBC AAC |
マルチペアリング | ● | ● | ● | ● | |
最大通信距離 | 見通し距離 約10m | 最大9.144 m | |||
使用周波数帯域 | 2.4GHz帯 | ||||
|
A2DP, AVRCP HSP, HFP |
A2DP, AVRCP HFP, HSP |
|||
機能 | |||||
ノイズキャンセリング | Single-Mic ANC | 高音質ノイズキャンセリングプロセッサー QN1e デュアルノイズセンサーテクノロジー |
デュアルハイブリッドノイズキャンセリング | なし | アクティブノイズキャンセリング パッシブノイズキャンセリング |
ハイレゾ対応 | |||||
伝送帯域(A2DP) | 20Hz - 20,000Hz(44.1kHzサンプリング時) | ||||
マイク | ● | ● | マイクを片側3つ計6つ搭載: ノイズキャンセリング用マイク×2 通話専用マイク×1(左右合計6つ) |
● | 右側のイヤホンに特別設計のマイクアレイを内蔵(マイク数合計: 4) |
最大通話時間 | |||||
マイクロホン部型式 | エレクトレットコンデンサー型 | 高性能MEMSマイク | |||
指向特性 | 全指向性 | ||||
有効周波数帯域 | 50 Hz-8,000 Hz | ||||
|
100 Hz - 10 kHz | - | |||
外音取り込み | ● | ● | ● | ● | ● |
音質調整 | ● | ● | ● | ● | ● |
自動電源オン | ● | ● | ● | ● | ● |
自動電源オフ | ● | ● | ● | ● | ● |
防水・防滴性能 | IPX4 | なし | IPX4 | 防水・防塵・耐衝撃の 「TRIPLE PROOF」タフボディ (IP55相当) |
IPX4 |
音質調整(アプリサポート) | ゼンハイザー Smart Control | SONY Headphones Connect | Technics Audio Connect | JVC Headphones Manager | Bose Musicアプリ |
充電 | |||||
|
1.5時間(フルチャージ)/10分(1.5時間動作) | 約1.5時間(フルチャージ)/10分(1.5時間動作) 充電ケース約3時間 |
約2時間 | イヤホン:約2.5時間 充電ケース:約3.5時間 |
イヤホン:約2時間 充電ケース:約3時間 |
充電方法 | USB充電(ケース使用) | USB充電(ケース使用) | USB充電(ケース使用) | USB充電(ケース使用) | USB充電(ケース使用) Qi(ワイヤレス充電器別売) |
|
充電ケース併用で最大28時間の音楽再生 (本体のみ最大7時間) |
本体6時間バッテリーと充電ケース3回充電で最長24時間(NCオン時) 最長32時間(NCオフ時時) 10分急速充電で90分再生可能 |
約22.5時間(NCオフ時、AAC) | 本体:約15時間 本体+充電ケース:約45時間 10分急速充電で約90分再生可能 |
イヤホン:最大6時間の連続再生可能 充電ケース:最大12時間の連続再生可能 (ワイヤレス充電ケース:2回のフル充電が可能) 15分のクイックチャージで最大2時間の連続再生が可能 ワイヤレス充電:Qi規格のワイヤレス充電マットに対応 |
連続通話時間 | 最大4時間 (ノイズキャンセル ON) 最大4.5時間 (ノイズキャンセル OFF) |
||||
待受時間 | 最大9時間 (ノイズキャンセル ON) 最大15時間 (ノイズキャンセル OFF) |
||||
その他の機能 | |||||
音声アシスタント対応 | ● | ● | |||
音質調整 | ● | ● | ● | ● | |
自動電源ON機能 | ● | ● | ● | ● | |
自動電源OFF機能 | ● | ● | ● | ● | |
|
Both earbuds and charging case: 70 g | ● | |||
|
Single earbud: 6 g ×2 | 約8.5 g×2 | 約7 g ×2 | 約10.3 g ×2 | 約8.6 g ×2 |
|
Charging case: 58 g | ||||
カラー | ブラック ホワイト |
ブラック プラチナシルバー |
ブラック シルバー |
ブラック | トリプルブラック ソープストーン |
同梱物 | USB-Cチャージングケーブル イヤーピース(XS,S,M,L) |
USB Type-C™ ケーブル (約20cm) ハイブリットイヤーピースロング(SS, S, M, L) トリプルコンフォートイヤーピース(S, M, L) 保証書取扱説明書 |
イヤーピース(S, M, L, XL) | イヤーピース(S/M/L)各2個 充電用USB Type-C®ケーブル 充電ケース |
Bose QuietComfort® Earbuds x 2 (ミディアムサイズのイヤーチップを装着済み) 充電ケース スモールとラージのイヤーチップ USB-C(A-C) 充電ケーブル(30.5 cm) クイックスタートガイド 安全上の注意事項 |
品名 | Jabra Elite 85t | AVIOT TE-BD21j | |||
基本仕様 | 2020年11月12日 発売 | 2020年11月下旬 発売 | |||
|
充電ケース:USB Type-C | 充電ケース:USB Type-C | |||
装着方式 | 左右分離型完全ワイヤレス | 左右分離型完全ワイヤレス | |||
タイプ | カナル型 | カナル型 | |||
構造 | 半開放型(セミオープン) | 密閉型(クローズド) | |||
|
ハイブリッドタイプ: φ8mmダイナミック型, バランスドアマチュア型ドライバー |
||||
ドライバサイズ | 12 mm | 8 mm | |||
音圧感度 | 92±3db | ||||
インピーダンス | |||||
|
|||||
32Ω | |||||
Bluetooth | |||||
バージョン | Ver.5.0 | Ver.5.2 | |||
連続再生時間 | 7時間(ANCオフ時) 5.5時間(ANCオン時) |
最大9時間 | |||
マルチペアリング対応 | |||||
対応コーデック | SBC AAC |
SBC AAC aptX aptX Adaptive |
|||
マルチペアリング | 2デバイス | 4デバイス | |||
最大通信距離 | 最大10 m | ||||
使用周波数帯域 | |||||
|
A2DP, HFP HSP, AVRCP |
||||
機能 | |||||
ノイズキャンセリング | Jabra Advanced Active Noise Cancellation™ |
||||
ハイレゾ対応 | |||||
伝送帯域(A2DP) | |||||
マイク | ● | Qualcomm® cVc8.0 ノイズキャンセリング |
|||
最大通話時間 | 6時間 | ||||
マイクロホン部型式 | |||||
指向特性 | |||||
有効周波数帯域 | |||||
|
|||||
外音取り込み | HearThrough | ● | |||
音質調整 | Jabra Sound+ アプリ | ||||
自動電源オン | |||||
自動電源オフ | |||||
防水・防滴性能 | IPX4 | IPX4 | |||
音質調整(アプリサポート) | Jabra Sound+ アプリ | AVIOT SOUND XXX | |||
充電 | |||||
|
イヤホン:約6時間 充電ケース使用:約14時間 最大再生時間:約20時間 10分充電:約1時間の再生可能 |
約2時間 | |||
充電方法 | 充電ケース:USB Type-C | 充電ケース:USB Type-C | |||
|
- | - | |||
連続通話時間 | |||||
待受時間 | |||||
その他の機能 | |||||
音声アシスタント対応 | |||||
音質調整 | |||||
自動電源ON機能 | |||||
自動電源OFF機能 | |||||
|
|||||
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約7 g ×2 | 約7 g ×2 | |||
|
|||||
カラー | チタニウムブラック | ブラック シルバー メタリックレッド |
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同梱物 | 保証及び警告リーフレット1式, シリコンイヤージェル3 サイズ (各1セット) USB-C充電ケーブル1本 |
USB Type-Cケーブル 1本 標準イヤーピースS/M/L 各サイズ1ペア フォームイヤピースS/M/L各サイズ1ペア ポーチ ストラップ ユーザーマニュアル 製品保証登録カード |