長時間パソコンに向かっていると「腰が痛い」とか「脚の膝の裏から下が痺れて辛い」といった悩みを抱える人は多いと思います。
この記事では、「電動昇降スタンディングデスク FlexiSpot E7」の徹底レビューと、多くの人が困っている配線方法や生活習慣病から自分の健康を守って生産性を高める提案を行います!
ちなみに、自腹購入したので、ステマではありません。
FlexiSpot E7 徹底レビュー!|配線・腰痛・肩凝り・脚の痺れを改善!
このご時世、「一日の大半を座って過ごして運動不足」と感じている人は多いと思います。
運動不足は体重増加の一因となるだけでなく、生活習慣病のリスクにもなるのを知ってました?
どうせなら、「ウエルネス」な生活をして心身共に健康に過ごしましょ!
ウエルネスとは?
ウエルネス (Wellness) とは、世界保健機関 (WHO) が国際的に提示した、「健康」の定義をより踏み込んで、そして広範囲な視点から見た健康観を意味する。
1961年に、アメリカの医学者、ハルバート・ダンによって提唱され、ウエルネスの用語が作られた。
より平易な言葉で言うならば、
生活科学として、運動を適宜日常生活に取り入れながら、健康的に日々の暮らしを送ろうと言う主旨で提唱された概念である
です。
長時間座り続けることの危険性
「長時間座り続けると健康へのリスクが高まる」と言われていますが、以前の筆者も「え?そうなの?」と人ごとの様に思ってました。
しかし、考えを改めて、当事者意識を持つべきです。
オーストラリアの研究機関によると、1日8時間以上座り続ける(脚の非活動状態:ごろ寝も含む)と死亡リスクが15%上がり、11時間以上だと40%以上になると報告されています。
時間換算で、1時間座る毎に22分寿命が縮む計算です。
その「リスク」を具体的に説明します。
長時間座り続けることの危険性
座っている状態は、全身の筋肉の70%を占める下半身の筋肉が停止状態になるということです。
脚の筋肉の大部分を占める「太ももの筋肉」や血流に重要な役割を果たす「ふくらはぎの筋肉」が働かなくなると、代謝がガクンと低下して、「肥満」や「糖尿病」の原因になり、血流も悪くなると「高血圧」の原因になります。
そして、「内臓脂肪型肥満」「脂質代謝異常」「高血圧」「高血糖」を発症して、その内2つが当てはまると、メタボリックシンドロームと判定されます。
メタボ状態になると、フィジカル的には「心臓病」、「脳卒中」、「癌」、「脳梗塞」、「心疾患」といった重篤な疾患、メンタル的には「うつ病」、「認知症」といったリスクが飛躍的に高まります。
つまり、1日8時間以上座りっぱなしの状態を続けることは、アルコールや煙草と比較にならない程のリスクがあるのです。
「最近、デスクに向かっている時間が長いから、運動不足で太っちゃった(てへぺろ)」で、済ませられる様な問題ではないのです。
「自分は毎週末にジムに通っているから大丈夫だな」と思った人は「ブッブー!」です。
土日に運動をしたくらいでは、全くと言っていい程、リスクは下がりません。
WHO (世界保健機関)も同様の警鐘をならしており、年間死亡者数は200万人という試算も出ています。
これらの病気は風邪の様に「薬を飲んで治った」とならず、徐々に体を蝕んでいきます。
ぽっくり逝ければまだ楽なのですが、癌とか糖尿病になって苦しみ、じわじわと死が迫ってくるのは想像するだけでも怖いです。
デスクワークで健康を保つには
簡単にできる方法として、意識して座りっぱなしの状態を作らない様にすることが大切です。
例を挙げると、
デスクワークで健康を保つには
- 30分に1回は立ち上げってストレッチを行う。
- 1時間から2時間に1回しか立ち上がれないようなら、10分くらい軽く動いてみる
- コーヒー・紅茶などのカフェンは取り過ぎない様にして、飲むのならイオン飲料(スポーツドリンク)を飲む(カフェインで体の水分が失われるから)
- 足首を回したり脚や膝を上げたりして脚の筋肉を動かす
- スタンディングデスクを導入する
- 仙骨を支えてくれるワークチェアを導入する
実際、オーストラリアの研究所で、「長時間座り続ける」ことの「健康リスクと対策」の研究を行った「早稲田大学スポーツ科学学術院・岡教授」の研究室には、「スタンディングデスク」が導入されています。
安価な既製品のデスクが自分の体に合わない理由
その理由
「デスクの高さが720mm 以上ある」のと「ワークチェアが仙骨を支えてくれない」から
自宅でパソコン仕事をする場合「デスク」や「ワークチェア」が必要になってきますよね。
そんな時は先ずネットで、「北欧 デスク おすすめ」とか「デスク 幅100cm 安い おすすめ」と検索して、気に入ったものをネットで購入している人は多いと思います。
それも1万円くらいのなんか安くてお洒落なやつ。↓
見た目と価格で購入したのはいいけれど、使っている内に「腰がめっちゃ痛い」とか「脚の膝裏から下が痺れて辛い」とか「肩と肩甲骨が凝って辛い」とか「偏頭痛までする」などと自分の体が悲鳴を上げて辛くないですか?
筆者も経験者なので、その辛さは分かります。
体が悲鳴を上げる理由は、ズバリ「正しい姿勢を保つことができない」からです。
具体的には、「デスクの高さが720mm以上ある」のと「ワークチェアが仙骨を支えてくれない」からです。
日本人に合ったデスクの寸法とは?
ポイント
元々のJIS寸法規定は、机の高さが”700mm ”です。
現在の主流であるオフィスデスクのJIS寸法規定は、高さは”720mm ”です。
これは日本人の平均身長が高くなった他に、「大型車椅子での利用」も考えられているからです。
大型車椅子の肘までの高さは床から670mmなので、「デスク天板下までの最低高さ700mm + 天板厚さ20mm = 720mm」というわけです。
しかし、これでは少し高いと感じる人もいるので、一般社団法人日本オフィス家具協会では「フットレスト」の使用を推奨しています。
これが自宅だと靴を履かずに「素足のまま」なので、「オフィスチェアの座面」や「デスクの高さ」が余計に高く感じて体に合わないと感じるのはそのためです。
これにはマジでお世話になりました。↓
チェアが仙骨を支える重要性
ポイント
骨盤の角度を正しく固定することによって、背骨の正しいカーブが保たれ、無理のない姿勢を保つことができます
ワークチェアの話は別記事で詳しく解説しますので、ここでは簡単に触れるだけにします。
筆者はワークチェアにハーマンミラーの「セイルチェア」を使っています。
デザイン性が高く、自然と無理の無い姿勢を保つことができるので、思い切って購入して本当に良かったです。
筆者のおすすめは、「フルアジャスタブルアーム」仕様です。
Amazon が販売・発送しているされているハーマンミラーの製品は、全てメーカー正規品です。
機能性などに付いては、「ハーマンミラージャパン」のサイトを見て下さい。
座りっぱなしからくる「健康リスク」から自分を守ろう
ポイント
体の痛みは即ち、体が発している「警報」です
購入した「デスク」と「ワークチェア」が自分の体に合わないということは即ち、「正しい姿勢を保つことができない」と考えて下さい。
「正しい姿勢を保つことができない」から「足腰が痛くなったり痺れたりする」のです。
体の痛みは即ち、体が発している「警報」です。
その「警報」を「無視」していると、「健康へのリスク」が高まり、フィジカル(肉体)だけでなく、最悪、メンタル(精神)までやられてしまいます。
リモートワークなのに「うつ病」になったとか報道されているでしょ?真面目な話です。
FlexiSpot 電動昇降スタンディングデスクを使うメリット
FlexiSpot 電動昇降スタンディングデスクを使うメリット
ポイント
スタンディングデスクは「長時間座ることの危険性」から「自分の健康を守る」ために使うのが正しい使い方です
電動昇降スタンディングデスクを使って「生産性が上がった!」とか「作業効率が上がった!」とか「集中力が増した!」とか言っている人が多いですが、本当でしょうか?
以下にスタンディングデスクを使う7つのメリットを紹介します!
FlexiSpot 電動昇降スタンディングデスクを使う7つのメリット
メリット1
注意力、集中力、生産性が高まる!
立っていると注意力を高く維持することができ、血液の循環が活発になり、そして脳の活性があがります。
座っている時間が長くなると脳が疲れやすくなり、眠気を感じやすくなります。
立っているときは、脳が体に常に働くように指令を出しているので、眠くなることはありません。
そのため、より多くの仕事を片付けることができるのです。
メリット2
新陳代謝が早くなる!
スタンディングデスクを使用することによって、筋肉の活動が活発になり、代謝が促進されます。
身体は同じ姿勢で座っているよりも、立っているときのほうがより多くのカロリーを燃焼します。
長時間座っていると体は緊張状態になり、食べ物を消化して糖と脂肪に分解するための化学物質や酵素を作らなくなります。
それらは未使用の脂肪として体内に蓄積されます。
これはやがて、肥満や血行不良などの健康問題や、関節炎や動脈プラークなど、より深刻な健康障害の原因となります。
メリット3
姿勢が良くなり、腰痛がなくなる!
スタンディングデスクは、人の姿勢を矯正するのに適しています。
長時間座り続けていると居心地が悪くなり、背中の下部の筋肉にストレスがかかります。
そのストレスは痛みに変わり、やがて腰痛や肩こり、首のこりなど別の症状となって現れます。
立っていると背筋をまっすぐ伸ばした状態に維持するので、これらの症状が軽減されます。
立つことによって、手根管症候群のような痛みやストレスによるダメージを最小限に抑えられることが証明されています。
メリット4
コミュニケーション!
スタンディングデスクを使用していると、自由に動きまわって同僚とコミュニケーションが容易にできたり、仕事中にアイコンタクトすることができます。
その反面、他の社員からパーティション内が見えてしまうため、プライバシーが確保できないというデメリットもあります。
メリット5
肥満のリスクを軽減!
スタンディングデスクを使用している社員は活動的になるため、代謝に変化が現れ、座って仕事をしている人よりも肥満になる可能性が低いことが証明されています。
メリット6
心血管疾患のリスクを低減!
2時間以上座って仕事をしている成人は、心血管疾患のリスクが125%増加します。
これは、胸の痛みや心発作という形で現れます。
たとえ限られていたとしても、少しの運動をすることでスタンディングデスクを使用している人のように心発作リスクを大きく削減できます。
メリット7
癌のリスクを減らす!
最新の研究結果によると、立っていることでガンになる可能性を減らすことができるようです。
科学者たちは、長時間座っていることとガン細胞との関連について、結論を見いだすことができていません。
しかしながら、立っていることで体内のC反応性タンパク質の生成を止めらることがわかっています。このタンパク質は、体内で発見される多くのガンの原因物質と考えられています。
https://flexispot.jp/spine-care-center/office-selection/Traditional-Desks-vs-Standing-Desks/
この様に、スタンディングデスクは、「長時間座ることの危険性」から「自分の健康を守る」ために使うのが正しい使い方です。
その二次的効果として、「集中力アップ」とか「腰痛・肩こりの解消」があると思って下さい。
科学的にも「座りっぱなしの状態」を続けることは「健康に悪影響を及ぼす」と立証されています。
また、仙骨を支えてくれるワークチェアも同様です。
筆者は、「FlexiSpot電動昇降スタンディングデスク E7」と「ハーマンミラーセイルチェア」を導入したことで、長年悩まされた「腰痛」・「頭痛」・「肩こり」・「脚の痺れ」といった体の不調から、完全に解放されました。
何故もっと早く導入しなかったのだろうと思った程です。
ワークチェアに関しては別記事で詳しく解説します。
(実例)電動昇降デスクの間違った使い方!
YouTube で電動昇降デスクをレビューしている動画で、とても参考になる「電動昇降スタンディングデスクの間違った使い方」をレビューしている人がいたので紹介します。
「立ち30分、座り2時間を数回繰り返す」とか「眠くなったら立つ」とか「作業に集中すると前のめりになるので760mm の高さに上げたりして凝りををほぐす」とか「姿勢を変えてリフレッシュする」といった風な使い方です。
それはそれで別に良いのですが、「スタンディングデスクを使っている人はみんな自然とこういった使い方だと思う」と言い放っているのには、疑問を感じます。
「違うし。」
また、FlexiSpot スタンディングデスクの「悪い」ところを、「壁に密着させると壁紙が削れる」とか「昇降するので電源周りの収納に困る」とか「立って作業すると疲れる」などと評価していました。
「壁紙が削れる」のはデスクの置き方が悪いだけ、「電源周りの収納に困る」のは創意工夫ができないだけ、「立って作業をすると疲れる」のはそのためのデスクなので当然です。
それを「スタンディングデスクの欠点」と言い放つのは、理解が足りない証拠です。
そして、スタンディングデスクを使いながら「作業の時間80%から90%は座って作業しています」とも言ってました。
「...いや、それ本気で言ってます?」
見た目や所有欲だけ満たしたいのであれば、スタンディングデスクを導入する必要性は全くありません。
そもそもスタンディングデスクの価値さえ理解が及ばない人にレビューして欲しくないです。
また、この様な配線処理は絶対に真似しない様にしないで下さい↓
社会見学で「消防署」に行った小学生にダメ出しされる程、危険な配線処理方法です。
電動昇降デスク(スタンディングデスク)の正しい選び方
電動昇降スタンディングデスク選びは「昇降範囲」が一番重要!
電動昇降スタンディングデスクを選ぶ際に「一番重要なポイント」になってくるのが、「昇降範囲」です。
筆者的には、「最低昇降高さが700mm 以下(天板含む)」である事が望ましいと思います。
その理由
最低昇降高さは、「小柄な男性や女性が靴を履かずに使用する」場合や、重たいデスクを移動させるときに備えて「キャスターを取り付ける」ことも想定しています
一般的な電動昇降スタンディングデスクの「最低高さ」は、天板の厚みも含めて「720mm」のものが多いです。
既製品の電動昇降スタンディングデスクの天板高さが「720mm 」のものだと、Amazon で天板込み価格が3万円台と安価なものもあるのですが、「小柄な男性や女性が靴を履かずに使用する」場合は、旧JIS 規格寸法でもある「天板を含めたデスク高さが700mm」の方が望ましいと思います。
もっと低くても良い人も多いと思います。
コチラの記事がとても参考になったので、紹介します。
(参考記事)机の高さと椅子の座面の高さの関連性 ”Bauhutte "
ゲーミングチェアなどの一流メーカー"Bauhutte "様のサイトです。
ここまで日本人の体型を考えて製品を提案してくれるブランドは、信用できて本当に良いですね!
筆者的にはポイント高いです。
またリアル店舗(アプライドなど)で実際に製品の使用感が確かめられるところもおすすめポイントです。
本体色や天板の色はブラック、ホワイト、木目(フレームはブラック)から選ぶことができて、横幅W1000 で価格が20,800円と比較的安価です。
ただ、昇降は手動です。
超おすすめ!FlexiSpot 電動昇降スタンディングデスクを紹介!
電動昇降スタンディングデスク選びは「耐荷重」性能も重要!
最低昇降高さが「700mm 未満」の電動昇降スタンディングデスクは、FlexiSpot ”E7 ”、” E7 Pro " 、”E3 ” が代表的です。
これらデスクの耐荷重性能は100 Kg以上あるので安心です。
また、「デスク本体」と「天板」を別々で購入できるメーカーもFlexiSpot だけです。
そして50 mm キャスターを取り付けることを考慮すると、E7 またはE7 Pro の2択になります。
(キャスターを取り付けることを超絶おすすめします!)
天板は、FlexiSpot 純正があるのですが、それより大きなサイズや木目柄にこだわりのある人は、「かなでもの」で オリジナルの天板を購入するのも良いと思います。
天板の質感が分からなければ、サンプルを取り寄せる事も出来ますよ。
筆者は、敢えてFlexiSpot 純正に拘って、1600×700 長方形天板(ホワイト)を購入しました。
オフホワイトのマットな質感で、案外悪くないですよ。
耐荷重性能について
ポイント
「耐荷重」は、"100kg 以上"あると何かと安心
筆者が購入したのは、”FlexiSpot E7W ”です。
ここで言う「耐荷重」は、「机の上に最大125kgの力を均等に掛けても大丈夫」ということだと思います。
深掘りすると、せん断荷重は考慮に入れず、「引張荷重」と「圧縮荷重」を合わせた「静的荷重」として計算した場合、安全率は3なので許容応力は「125kgf×3=375kgf」となります。
破壊に至るには「375kgf」の力が必要ということになり、125kgf を少々超えても、何の問題なく使用出来るものと推測します。
ただ、モーターにはそれだけ負荷が掛かると思って下さい。
”FlexiSpot E7 ”に、天板160×70 :約22kg(天板を荷重に含めるのかは不明)、モニタディスプレイとモニターアーム2セット:約30kg、無停電電源装置:約12kg、その他:20kg として合計84kg。
さらにタワー型のPC:20kgを加えたとしても、許容範囲内で収まります。
ちなみに、スタンディングの状態で電動昇降デスクににもたれかかっても、びくともしません。
めっちゃつよです。
デュアルモーターかシングルモーターか
当然、全ての荷重が「集中」して掛かるシングルモーターよりも、両脚で分散荷重を受けて駆動するデュアルモーターの方が良いです。
シングルモーターだと、耐荷重性能が下がります。
モーターに「全集中常駐」の技は使えません。
おすすめのFlexiSpot 電動昇降デスク(スタンディングデスク)は?
筆者がおすすめする電動昇降デスクは、FlexiSpot E7 またはE7 Pro です。
おすすめする理由は、「昇降範囲」と「耐荷重」、そして「天板サイズの自由度の高さ」です。
FlexiSpot E7, E7 Pro 仕様
型番 | E7(エの字型) | E7 Pro (コの字型) |
モーター | デュアルモーター | デュアルモーター |
耐荷重 | 125kg | 100kg |
本体重量 | 35.6kg | 35.8kg |
対応天板サイズ | 幅:120〜210cm 奥行:60〜80cm 厚み:≧2cm | 幅:120〜200cm 奥行:60〜80cm 厚み:≧2cm |
昇降範囲 | 58〜123cm | 60〜125cm |
昇降スピード | 38mm/s | 38mm/s |
パネルタイプ | タッチボタン | タッチボタン |
機能 | メモリ・ロック | USB・メモリ・ロック |
障害物検知 | 有り | 有り |
脚段階 | 三段階(ピラミッド) | 三段階(ピラミッド) |
またFlexiSpot E7 Pro は、脚が「コの字型」なので、E7 よりスペースを有効に使うことができ、見た目もスマートです。
本当はFlexiSpot E7 Pro が欲しかったのですが、在庫切れだったので、E7 を購入しました。
デザイン性の高さならFlexiSpot EG8 がおすすめ
デザイン性の高い電動昇降スタンディングデスクなら、「FlexiSpot EG8」 がおすすめです。
但し、天板寸法・耐荷重性能・昇降範囲が許容できればの話です。
EG8 仕様・特徴
- 天板サイズ:120.2×60.2×6cm
- 引き出しサイズ:31.5×66.6×4cm
- 引き出しの引き出せる距離:22cm
- パネルタイプ:タッチパネル
- 機能:メモリ・ロック・障害物検知機能
- 耐荷重:50kg
- 昇降範囲:72~121cm
- 脚段階:二段階(ピラミッド)
「ネジ16本を取り付けるだけで組立完了」なので、特別な工具も不要です。
引き出しやUSBポートまでついています。
また、動画を見る限りガラス天板の美しさには、目を見張るものがあります。
筆者には耐荷重不足だったことと、クランプ式のモニターアームを使っているので、これを購入するのを諦めました。
このFlexiSpot EG8 の耐荷重は、一般的なデスクと同じ様な使い方であれば、全然問題ないと思います。
Mac コンピューターを例に挙げると、iMac 27inch(約9kg)、MacBook Pro 16inch(約2kg)、iPad(約0.7kg)やiPhone 、そして27inch外付けディスプレイ(約10kg)といったデバイス全てを天板の上に載せてこんな格好で↓デスクに突っ伏して寝てしまっても、全然余裕です。
ただ、クランプ式のモニターアームを使うとガラス天板が割れてしまうので、注意して下さい。
競合製品について
IKEA BEKANT(ベカント)は耐荷重が 最大70kgf で、価格はFlexiSpot と同等、組立はちょい面倒そうです。
山善など他メーカーからも、同等もしくは安価な電動昇降スタンディングデスクが発売されています。
そのメーカーですが山善はともかく、聞いたことが無い中華メーカーで「今なら1万円引き」とかあり得ない値引率だったことと、つたない日本語のレビューで評価が異常に高かったので、「これは流石にヤバいだろ」と思って、チェックするのも途中で止めました。時間の無駄です。
FlexiSpot は、電動昇降スタンディングデスクメーカーとして広く認知があり、様々なブログや動画でも紹介されているので、良い点・悪い点など含めて予め予備情報があったので安心でした。
そしてFlexiSpot E7 はデュアルモーターなので、昇降音はかなり静かですよ。
電動昇降スタンディングデスクの配線処理を超スッキリさせる方法
FlexiSpot 電動昇降デスク(スタンディングデスク)を購入した人の多くの人は、配線処理に苦慮しているようですが、考え方を根本から変えてみるのはどうですか?
筆者のおすすめは、UPS (無停電電源装置)を利用する方法です。
つまり、「FlexiSpot 電動昇降スタンディングデスク」に「CPUスタンド CH1」を取り付けて、そこに「UPS (無停電電源装置)」を設置して(コンセントの差し込み口ごと)昇降させるのです。
参考までに、デスクにぶら下げているのはこれです。↓
設置図↓
このCPUスタンド CH1 とUPS を組み合わせることで、コンセントの差し込み口が天板と一緒に昇降する様になります。
つまり、デスクから壁のコンセントに繋ぐのは、UPS のコンセント1本で済むのです。
配線処理に苦慮することはなくなりますよ。
UPS (無停電電源装置)を使用するメリット
UPS を使用するメリットは色々あるのですが、具体例をお話しします。
筆者のパソコンのCPU は、Intel のTurbo Boost するやつなのですが、Adobe Creative Cloud アプリケーションに対して「オーバークロック」して処理しようとするのですが、なんかもっさりして「重いな」と感じていたんです。
不明なエラーも頻発するし「何かヤバそう?」。
ある日、GeekBench を使ってパフォーマンスチェックをしていると、消費電力不足で警報が「ビーーーー!」って鳴ったんです。
「ワット数が足りなかったのか...」
それで断腸の思いで先の↑UPS を買い足した訳です。
前に使っていたやつ↓は、オーディオ機器用として使用する事にしました。
ちなみに、一般家庭のコンセントの上限ワット数は、1500W です。
ポイント
- 電流……単位:A(アンペア) 電流(電気の流れる量)
- 電圧……単位:V(ボルト) 電圧(電気を押し出す力)
- 電力……単位:W(ワット) 消費電力(消費する電気エネルギー)
たこ足配線には限界があり、危険でもあります。
事実、コンセントを抜いたときに火花が散って、一気に燃え広がった例があります。
「何か最近パソコンが重たい」と感じたら、総消費電力(ワット数)をチェックしてみて下さい。
デスクライトなどのコンセントを抜くだけで、パソコンがキビキビ動く様になる場合がありますよ。
また、ひとつのコンセントに2口差し込み口がありますが、分岐しているだけなので、2つの差し込み口合わせて上限が1500W です。
自分のパソコンや周辺機器、デスクランプ等々の消費電力を計算して適切なものを選んで下さい。
FlexiSpot 電動昇降デスク(スタンディングデスク)の組み立て方
電動工具は絶対必要!
インパクトドライバーとビットとキリ(ドリル刃)は絶対必要です。マジです。
普通に穴開け作業が発生しますし、ビス留めなんか手回しでやってられないです。
E7 またはE7 Pro を組み立てるのなら、価格を優先した安いもので良いので、絶対買っておきましょう。
また、大抵のホームセンターでは、電動工具の貸し出しを行っているので、それを利用するのも良いと思います。
あと、金尺があると何かと役に立ちます。
(参考)筆者が持っている工具↓
これだけでは力不足です↓
純正アクセサリーは結構おすすめ
E7 シリーズの場合を例に挙げます。
アクセサリー
- CPUスタンド CH1(超おすすめ)
- ネジ式キャスター W1(超おすすめ)
- ケーブルトレーCMP502(おすすめ)
- 卓下式引き出し S01(任意)
CPU スタンドは、先に説明した通りです。
キャスターはあった方が良いと思います。
ここまで重いデスクだと、組み立てた後で一人で動かすのはしんどいです。
最初の組み立て時に取り付けておくことをおすすめします。
後で配線処理をするのも楽ですよ。
ケーブルトレーの価格は、同等品と同じかちょい安いくらいです。
メッシュタイプと違って配線が完全に隠れて見えなくなるところが良いです。ただ、とりつけは少し面倒です。
穴開け不要のクランプ式ケーブルトレー(メッシュタイプ)も販売されているので、これは好みですね。
引き出しは、必要な人だけですね。これも、とりつけは少し面倒です。
やはり、純正品は格好いいですね!
筆者に送られてきたものは、収納ケースを固定するビスが1本不足していましたが、そのまま使用しています。←
組立のアドバイス
そんな大袈裟なものではないのですが、説明書通りに組み立てようとすると爆血死する恐れがあります。
組立で注意するポイント
- ビームを天板に取り付けてから脚を取り付けるのがおすすめ(じゃないと重い)
- FlexiSpot 純正の天板には前後ろがあるので注意(縁に継ぎ目がある方が後ろ)
- ビスは位置が完全に決まるまで締め込まない
- タッチパネルはデスクを起こしてから取り付け
- ケーブルトレーとCPU スタンドはキリで下穴を空けてビスでもむ
あると便利なお役立ちアイテム
ケーブルスリーブ
ケーブルバンドで結束してしまうと後からの調整ができません。スリーブをかぶせるだけで十分です。
UGREEN HDMI 2.1 ケーブル
モニターが複数ある場合に便利です。
ケーブルクリップ
地味に役に立ちます。
まとめ
総評
今回は、FlexiSpot E7 を購入して、ウエルネスな暮らしを実現する方法・考え方を提案をしながら製品のレビューをしました!
FlexiSpot 電動昇降スタンディングデスク E7 は、想像以上に質感も良く、塗装(粉体塗装)の仕上げはもちろんギミックも精巧にできているので、「これはマジで良い製品だな」と思いました。
昇降範囲が「580mm 〜」なので、50mm キャスターを取り付けたとしても、H630です。それに天板厚さを加えてもH650。
デスク高さがH650 であれば、小柄な女性が使っても、デスク高さが高いと感じることはないと思います。
また、素足で1時間もスタンディングを続けていると、日頃の運動不足がたたって、足腰や足の裏が結構痛くなってきます。
そんな時に欲しいと思ったのが、この足踏みマットです。↓
相当運動不足になっていることを実感したので、パソコン作業をしながら有酸素運動ができる、この一石二鳥のバイクがメチャ欲しいです。↓
このバイクを考えた人、マジ天才かと思いました。
バイクエクササイズをするときは、この記事が役に立つと思います。
参考リンク
ある意味、ウエルネス...
まとめ
製品のクオリティはかなり高く、とても満足できる製品だと思います。
チェアに座りっぱなしの状態を長く続ける事が、如何に「生産性を落としていた」のか、また、どれだけ「健康に悪影響を与えていたのか」を実感することができました。
引き籠もりには、立っているだけで、かなりしんどいです。
「生産性が上がるとか、デスクごときでそんな効果は無いでしょ?」と、最初は筆者も思ってました。
そう思っている人こそ、スタンディングデスクを使ってみて下さい。
爆上がりします!
また、卓上スタンディングデスクなら、今使っているデスクでスタンディングワークができるので、試してみるのも良いと思います。
ラップトップなら、8,900円でスタンドワーキングを試すことができます。↓
iMac タイプのPC ならコチラですね↓、14,800円です。
パソコンに一日の大半向き合っているクリエイター(デザイナー、CAD 設計者、イラストレーター、ライター等々)にこそ、体験して欲しいです。
新しいアイディアが次々とひらめくかもしれませんよ!
まとめ(組み立てに関して)
組み立ては超簡単で、難しいところはないと思います。
部品一つ一つが重いわけではないので、安心して下さい。
電動工具さえあれば、女性でも簡単に組み立てられると思います。
デスクを組み立てて起こすときは、天板の端を持ち上げて、枕木代わりにインパクトなどを挟んで手が掛けられる様にすれば、あとはてこの原理で簡単に起き上がりますよ。
電動工具は、大抵のホームセンターで貸し出ししているので、問い合わせしてみて下さい。
今回はここまで。
ではまた。