この記事では、「秋葉館オリジナル MacPro 2019用 Sonnet NVMe SSD 4TB」をレビューします。
PCIe SSD カードを取り付けた直後の速度と、ディスクに使用済み領域がある状態での速度を計測し、どれほどのパフォーマンスを発揮してくれるのかも検証しています。
秋葉館オリジナル MacPro 2019用NVMe SSD 4TBレビュー
自分の可愛いマシンがキビキビ動くのは、操作していて超快感ですね!
この「秋葉館オリジナルMacPro 2019用Sonnet NVMe SSD 4TB」を購入して良かった点ですが、
おすすめポイント!
- ファイル転送がマジで速い!
- ファンの回る音が超静か!ていうか無音!
- ストレスフリーでAdobe アプリケーションの動画・画像ファイル・作業用ファイル(フォルダ)置き場に使える!
Thunderbolt 3 接続の外付けSSD では、決して体感することが叶わない読み込み・書き込み速度です。
マジでストレスフリーです!
秋葉館オリジナル MacPro 2019用NVMe SSD 4TB 仕様と外観
仕様
製品名 | MacPro2019用 NVMeSSD 4TB |
型番 | FUS-SSD-4X4-E3S-4T |
対応機種 | MacPro 2019 |
対応OS | MacOS 10.15.x以降 |
転送速度 |
|
容量 | 4TB |
RAID | RAID 0(ストライピング) |
フォーマット | HFS+ |
ブート対応 | 非対応 |
本製品は、Sonnet M.2 4x4 PCIe CardにNVMe SSD 1TB×4 を搭載し、4TB のRAID 0(ストライピング)の構成にする事で、複数SSDへの分散書き込みによりデータの書き込み・読み込み速度を高速化させています。
最大転送速度8000MB/sの超高速ストレージ環境をMacPro 2019に提供する、16レーン(x 16)インターフェースを備えたフルハイト、フルレングスのPCIe 3.0 SSDです。
ブート対応は非対応ですが、そもそもMac Pro 2019 の起動ディスクをRAID ドライブにすること事態が不可能なので、気にするだけ無駄です。
単一ボリュームであれば、環境設定から起動ディスクに変更可能
それならば、ファイルサイズの大きい動画データーなどの頻繁に使用するデータの一時保存場所や作業用ファイル(フォルダ)置き場にして、本格的なバックアップは外付けRAID ドライブに整理して保存する方が、作業効率的にも精神衛生上でも良いと判断しての導入です。
外観
Sonnet M.2 4x4 PCIe Cardに4枚のNVMe SSDを搭載された製品になります。
箱の中には組み上がったPCIe カードに、SATA SSD冷却用の冷えピタくんが入っていました。
秋葉館オリジナル MacPro 2019用NVMe SSD 4TB 取り付け!
秋葉館オリジナル MacPro 2019用NVMe SSD 4TB の取り付け
取り付けは至って簡単です。
プラスドライバーを使い、カードを取り付けたいスロットを覆っている留め具やスロットカバーのネジを外して、留め具やカバーを取り外した後にカードのピンとスロットの位置を合わせて、カードを PCIe スロットに差し込みます。
注意点として、秋葉館オリジナルSonnet M.2 4x4 PCIe SSD 4TBは、必ずMac Pro 2019 の16レーンスロットに取り付ける事くらいです。
上の画像は、既にSonnet M.2 4x4 PCIe Card を×16スロットに取り付け済みの状態です。
因みに、8レーンのスロットには取り付けできません。
試しに×8 スロットに取り付けてマシンを起動させてみたところ、OS は起動しましたが×16 に取り付ける様にと警告が出ました。
秋葉館オリジナル MacPro 2019用NVMe SSD 4TB 速度検証
検証したMac Pro 2019 のスペックは以下の通りです。
それでは、MacPro2019専用のPCIカード型 超高速4TBストレージである本製品は、「読み込み最大8000MB/s、書き込み最大7000MB/s」の超高速データ転送を実現するとありますが、実際の速度はどれくらい出るものなのか検証してみました。
取り付け直後の書き込み・読み込み速度
余りの速さに歓喜して思わずスクショを撮り忘れたのですが、取り付け直後にBlackMagic Disk Speed Test を使って計測したところ、Write 7500MB/s、Read 8600MB/s 前後の速度が出ました。
あり得ない速さです!
使用済み約1TB で再計測
ディスクに1.4TB のデータをコピーした上で、敢えてPhotoshop・Illustrator の仮想ディスクに割り当てた状態で再計測してみました。
ディスクの使用済み領域が1/4の状態で、Sonnet NVMe SSD の書き込みが5000MB/s 前後・読み込みが8500MB/s 前後と安定した速度を叩き出しました。
爆速です!
Apple SSD の書き込み・読み込み速度を計測
次にApple SSD の書き込み・読み込み速度と比較してみます。
Apple SSD 4TB の速度と秋葉館オリジナルSonnet M.2 4x4 PCIe NVMe SSD 4TB を比較して、Sonnet の書き込みがApple SSDの1.7倍、読み込みが2.9倍という計測結果になりました。
Apple SSD の構成です。
Apple SSDの構成
Mac Pro 2019 に搭載されているApple SSD は、256GB SSDを除き、各SSDの容量は、総容量の半分の2つのApple NANDモジュールをインターリーブして1つのボリュームを形成することで実装されています。
Sonnet M.2 4x4 PCIe SSD が4つの1TB NVMe SSD をRAID 0で構成しているのに対して、Apple SSD は2つのNVMe SSD で構成されています。
ですので、4TB で安定した3000MB/s 前後の書き込み・読み込み速度が出るApple SSD は、十分速く高性能だと言えると思います。
まとめ
高価ですが、M.2 NVMe SSD PCIe 3.0 ×16 フルハイト・フルレングスの速度を知ってしまうと、Thunderbolt 3 接続の外付けには戻れません。
それだけの価値がある製品だと思います。
今回はここまで。
ではまた。