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SONY おすすめサウンドバー を徹底比較!|VGP2021 受賞!
今回比較レビューするサウンドバーは、SONY HT-S350、HT-X8500、HT-G700 の3種類で、ライバル機にDENON のサウンドバーと比較しています。
SONY HT-S350
ギャラリー
主な特徴
- フロント65W×2、サブウーファー100Wの合計230Wの大出力アンプと、サブウーファーは16cmの大口径ユニットを搭載した迫力のサウンド
- 原音に忠実なサウンドを実現するデジタルアンプ「S-Master」
- 前方のスピーカーだけで臨場感豊かなサラウンドを実現する「S-Force PROフロントサラウンド」
- 配線不要のワイヤレスサブウーファー
- テレビのリモコン信号をパススルーする「IRリピーター機能」
- さまざまなジャンルに対応した「サウンドモード」
- Bluetooth対応
試聴してみた感想
DENON サウンドバー「DHT-S216」と比較した場合、大きく異なる点はワイヤレスサブウーファーの有無です。
コンテンツに応じたサウンドモード(シネマ、ミュージック、ゲーム、ニュース、スポーツ、スタンダード)を選択することができ、オートサウンドモードではおすすめの音量に自動で切りかわるのもユニークです。
「ボイスモード」や「ナイトモード」も備わっており、人の声やセリフをより聞き取りやすくしたり、深夜の小音量でも明瞭感のあるサウンドを楽しむ事ができます。
また、低音を調整できる「サブウーファーボリューム」も備わっており、12段階で調整することができます。
試聴してみた感想ですが、ワイヤレスサブウーファーがあるので、映画でもMVでも迫力のある低音域を楽しむ事ができます。
ただ、リモコンで音質を細かく設定出来るのは素晴らしいのですが、そのプリセットを保存出来ないのが惜しい点です。
あと、3D サラウンド、ハイレゾには対応していません。
しかしながら、3万円を切る価格でワイヤレスサブウーファーとこれだけの機能を詰め込んだサウンドバーはお得感があります。
SONY HT-X8500
ギャラリー
主な特徴
- 「Dolby Atmos(R)」や「DTS:X(R)」に対応
- ソニー独自の「Vertical Surround Engine」搭載
- 前方のスピーカーだけで臨場感豊かなサラウンドを実現する「S-Force PROフロントサラウンド(TM)」
- リモコンワンタッチで立体音響を楽しむ「Vertical S.」ボタン
- 迫力の低音を再生するデュアルサブウーファー搭載
- 4K信号とHDR信号のパススルーに対応
- ブルーレイディスクの高音質ロスレス音声フォーマット「Dolby True HD」「DTS-HD」に対応
試聴してみた感想
ライバル機は、性能的にDENON DHT-S216 になります。
DENON DTH-S216 と同様にワイヤレスサブウーファーは付属せず、本体中央に2つ搭載された「デュアルサブウーファー」で低音強化を図っています。
Dolby Atmos、DTS:X に対応しており、ソニー独自の「Vertical Surround Engine」で、左右だけでなく上下方向に拡がりを感じる「3D サラウンド」を体験できます。
視聴したところ、HT-S350 で少し不満のあった定位感がビシッと決まっており、音像がはっきりしてコンテンツへの没入感が優れていると感じました。
全帯域にわたって音に厚みが増しており、迫力のあるサウンド体験ができます。
音の明瞭度も定位感がしっかり決まったことと音像がはっきりしたことで、「HT-S350」よりもよりクリアになっている印象を受けました。
SONY HT-G700
ギャラリー
主な特徴
- 従来モデルに比べてサラウンド音場を拡大
- 「Dolby Atmos(R)」や「DTS:X(R)」コンテンツだけでなく、TV番組などの2chコンテンツもリモコンのボタンひとつで大画面テレビに合った臨場感あふれる3次元の立体音響
- 声やセリフが聞き取りやすいセンタースピーカー搭載
- リモコンワンタッチで立体音響を楽しむ「Immersive AE」ボタン
- 迫力の重低音を再生するワイヤレスサブウーファー
試聴してみた感想
ライバル機は、DENON DHT-S316 になります。
コストパフォーマンスの観点から見ると、SONY HT-G700 (60,000円)に対して、DENON DHT-S316(25,000円)の方が圧倒的に優れています。
しかし、サウンドステージ(音場)が、上下左右で包み込まれる様に広いのは流石です。
それでいて、定位感が失われるという事はありませんでした。
ステージが広いという事は、MV等のライブ映像を視聴したときに、まるでその場にいる様な空気感と没入感が味わえるという事です。
映画でも同様です。
本体正面にある「OLEDディスプレイ」で、サウンドバーのステータスが視認できるのも良いですね。
SONY HT-ST5000
ギャラリー
主な特徴
- アップミキサー「Dolby Surround」「Neural: X」対応
- 「ハイレゾ音源」に対応し、フルデジタルアンプ「S-Master HX」で原音に忠実な再生
- 圧縮音源をハイレゾ相当の高解像度音源にアップスケーリング「DSEE HX」
- 密度の高い音場を実現する「アレイスピーカー」
- 音の歪みを低減し純度の高い再生を可能にする「磁性流体スピーカー」
- トゥイーターをウーファーユニットの同軸上に配置した「同軸スピーカー」を採用
- イネーブルドスピーカー搭載
- 独立アンプ駆動
試聴してみた感想
サウンドバーで聴いているとは思えない程の、超弩級のサウンド体験ができます。
ライバル機は、DENON DHT-S516H です。
主な特徴として、DSD(5.6MH/2.8MHz)やWAV・FLAC(最大192kHz/24bit)などのハイレゾ音源に対応し、高音質・高解像度のサウンドを楽しむことができます。
内部構造は、フロント側(フロント、L/R、センタースピーカー)全てに同軸2ウェイユニットを採用しており、ウーファーとトゥイーターがバイアンプ駆動です。
両端にはイネーブルスピーカーを搭載し、フロントユニットの7つのスピーカーと共に、一つ上の3D サラウンド体験ができます。
トゥイーター、サブウーファー以外のすべてのスピーカーは、65mmコーン型の磁性流体スピーカーを採用し、音の歪みを低減しています。
サウンドバー本体のエンクロージャーはアコースティックサスペンション型で、7ユニットすべての間が仕切られており、ワイヤレススーパーウーファーは180mmユニットを搭載し、200mm×300mm パッシブラジエーターで低域を強化しています。
試聴してみた感想として、7つのフロントスピーカーと両端のイネーブルスピーカーに加え、別筐体のワイヤレスサブウーファーとパッシブラジエーターから発せられるサウンドは圧巻です。
MV等のライブ映像でズドンと腹にくるバスドラのアタック音やピックが擦れる音まで聞こえるギターのカッティング音など、細かい音まで拾って再生するのは流石と言うべきでしょう。
AV アンプの代用にするのは厳しいですが、クラス最高の迫力ある低音域の再生と7つのユニットから発せられる高解像度・高音質のハイレゾ音質と省スペース性で、手軽に贅沢なホームシアターを構築することができます。
まとめ
今回は、VGP2021を受賞した、SONY のサウンドバーを紹介しました。
全体的な印象として、ピュアオーディオ的なサウンドと言うよりも、中音域から低音域の再生を強化して「楽しめる音作り」を目指している様な気がしました。
映画やMV を3D サラウンドで楽しむにはもってこいのサウンドバーですね。
最後に紹介したHT-ST5000 は、ボリュームを上げると近所迷惑になるくらい迫力のあるサウンドを聴かせてくれます。
今回はここまで。